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MIC
本日は、猫から離れたお話です。

とっても感動したので真剣に書いちゃいます。


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ロスアンジェルス空港のほぼ入り口へ向かうハイウエイ405と105のインターチェンジに
名誉勲章者記念とし“サダオ・ムネモリ”氏の名前が掲げられています。

今まで、ふーーん誰この人?

くらいにしか意識にありませんでした。




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1922年、ロサンゼルスに日系二世として生まれた宗森 貞雄氏。
第二次大戦勃発、西海岸に在住する日系人および在米日本人(およそ12万人)は
敵性国人として財産を没収され、全米10ヶ所の強制収容所に。彼もその一人。

戦中、アメリカに忠誠を尽くすことを決意し、軍へ入隊(442連隊)。
イタリア戦線において、ドイツ軍の防衛線ゴシックライン攻略作戦に参加。
1945年セラヴェッツァの山頂への進撃中、手榴弾に覆い被り、22歳の命を遂げ部下を救った。
自らを犠牲にして仲間を救った功績により名誉勲章を受章。
イタリアにはドイツ軍から解放してくれた日系人部隊(442連隊)に
感謝する記念碑が飾られている。









そして、先週土曜日に鈴木じゅんいち監督のドキュメンタリー映画「442」を観て来ました。


442a.png


ホームページはこちら ⇒ 442




小学生時代、NYKの大河ドラマで「山河燃ゆ」をあまり理解できないでいながらも家族で観ていた。
これは山崎豊子さんの「二つの祖国」が原作。気になっていたので大人になってから読んでみた。

ストーリーはこちら ⇒ 「二つの祖国」



高校時代の日本史では近代史の詳細は受験勉強集中で学べなかったんですよね。
なので日系人の歴史に関してはすべてこの本から学んだようなもの。




先祖が日本人、でも生まれたのはアメリカ。アメリカ人として教育を受けて来たのにも関わらず、
ジャップとして罵られ一生懸命働いて培って来た財産、そして地位も何もかも戦争の勃発により失う。
(当時は永住権/市民権獲得の権利、国家試験を受ける権利さえありませんでした)
そんな混沌とした中で、家族の為にアメリカに忠誠心を誓うために戦争に赴くという若者たち。



この“人種により隔離された(=日系人だけ)442連隊″は、イタリア、ドイツ、南フランスの
第一線に送られ、偏見、人種差別とも戦いながらも過酷な戦地で戦ったのです。

モットーは

「ゴーフォーブローク!(当たって砕けろ!)」

ほとんど体当たりの攻撃を加えるのが特徴で、
一世の母達が縫った千人針を身にまとい、「万歳突撃」をも敢行したんだそう。



           PH.jpg

Purple Heart 
アメリカの戦傷章。日本語では名誉負傷章、名誉戦傷章、名誉戦死傷章等。
ジョージ・ワシントンによって制定され、戦闘によって死傷した軍兵士に対して与えられる





休みなく、次々とヨーロッパ大陸の激戦区に送られ、甚だしい死傷者を出しながらも、
決して退かない勇気有る部隊。パープルハートというあだ名までついたそう。
⇒ 死傷率314%~のべ死傷者数9千5百人という数字が雄弁に物語っていますね。

アメリカ史上、その規模中で最も活躍し最高名誉メダルを最も多く授与した連隊。
そして米軍教育には未だ442連隊について学ぶ項目もあるそうです。





戦後、トルーマン大統領直々に表彰を受けた連隊。

「君達は戦争だけでなく、人種差別という戦いにも勝った」

とも言われたそう。
彼らの活躍と犠牲のお陰で、その後、日系人やアジア系への差別は減ったそう。



それなのに、ドキュメンタリー中のインタビューでは、

「自分たちは殺し屋だ。決して英雄なんかじゃない。
命を落としていった輩の為に頑張っただけ」と語ってました。

とてもショックでした。





鈴木監督の製作趣旨は:

苦渋の戦闘を描くことで、国を愛するということはどういうことなのか、また日本人を祖先にもちつつも、
アメリカ人としての自らのアイデンティティを確立することの意味などを問う映画にしたいと思っている。

映画で描かれるものは、「知られざる日系史」であり、また「日系人への人種差別」であり、
「人を殺し殺される戦場で彼らが直面し考えた戦争と平和」であり、

そして現在80代半ばから90代となり直接の証言を撮るのも最後になるかもしれない
「442連隊の兵隊の個人史」である。

この映画が平和を願う多くの人たちと思いが通じ合い、歴史の教訓を活かせる素材になれば幸いである。








数名の方々のインタビューや最近ヨーロッパの戦地を家族と訪れるシーン。
そして現地の人々から未だに感謝されるシーンまで。
とても人間味のあるドキュメンタリーでした。
今でも、悪夢や人を殺したというトラウマと闘い、
実に最近まで自分の家族にも経験を語ることがなかったそう。

娘さん:「小さい時に海に行って、パパの肩の傷を見て、どうしたの?
って聞いたのに、何も答えてくれなかったのよね」



南カリフォルニアに住んで10年以上立ちました。
今ではアニメブーム、「日本食=健康」ブームで沢山の親日家がいます。
でも、65年前に苦悩に生きた人々の功績があったからこそ
日系人、在日日本人が快適に暮らせるんだと思います。
感謝の気持と、功績をもっともっと知りたいと思うようになりました。

今後、このドキュメンタリーはサンディエゴ、サンフランシスコ、ハワイで上映され、
秋には日本でもという計画もあるそうです。(先日NHKでも紹介されたよう。)




核兵器撲滅を誇示している大統領。
でも、なんらかの理由?で米政府代表が広島の平和式典には出席したものの、長崎原爆忌には欠席。

まだまだあちらを立てなければ、こちらが立たないという政治中心の混沌とした世界。
各々「家族」が大切であるんなら、皆にもその「家族」がいます。
もっと他人の家族の事も真剣に考えれば、争いはもう少しおさまるんじゃないかと?


拙い文章、最後まで読んでいただきありがとうございました。





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